10月5日セキュリティ会社パロアルトネットワークス社からAppleのiOSを狙ったマルウェア「YiSpecter」の検出を公表しました。
このマルウェア「YiSpecter」は中国と台湾のユーザーを標的に感染が拡大しているとのことで、日本のユーザーは標的にされていないと考えられます。
セキュリティ会社パロアルトネットワークス社は中国のモバイル向け広告サービスに関連しては中国と台湾のユーザーを標的にマルウェア「YiSpecter」を仕掛けている可能性が高いと報告しています。
「iOS 9」ではマルウェア「YiSpecter」に攻撃される脆弱性は修正されています。
マルウェア「YiSpecter」の動作は以下のとおり。
・個人情報の収集
・勝手にアプリをダウンロードする
・「Safari」の検索エンジン、ブックマークの変更
・広告をフルスクリーンで表示
・パロアルトネットワークス社のマルウェア「YiSpecter」に関する情報はこちら。(英語サイト)
ウイルスやマルウェアはシェアが多いOSを狙うのが定石で、PCではWindows、スマホではiOSが狙われています。
先日もiOSはiOS用アプリ開発ソフトにウイルス「XcodeGhost」が感染しており、マルウェアを仕込まれたアプリがAppleの審査を通過していた問題(ウイルス「XcodeGhost」の情報はこちら。)もあり、「iPhone」のセキュリティが脅かされるケースが中国を中心に続いています。
スマホは個人情報の宝庫で狙われる危険性は多くなると思いますので、今後も引き続き警戒する必要がありそうです。
〆 ぐだぐだぶろぐ by タリム