10月1日AppleCEOティム・クックからのメッセージと題して、顧客の個人情報や保存データの取り扱いについてAppleの考え方や取り組みを伝えるものとなっています。
・「あなたのプライバシーに関するAppleの取り組みについて。Tim Cookからのメッセージ」公式ページはこちら。
今回のメッセージでは、中央情報局 (CIA) 及び国家安全保障局 (NSA) の元局員エドワード・スノーデン氏の告発内容を完全に否定する形になります。
告発の文書では2012年からAppleがアメリカ国家安全保障局 (NSA) の検閲システム「PRISM(プリズム)」に参加と書かれていました。
検閲システム「PRISM(プリズム)」は、「個人情報の開示許可などの令状の必要が無い上に企業の同意も不要」とされており、Appleは「最後にはっきりとお伝えしたいことがあります。Appleはこれまで、自らのすべての製品とすべてのサービスにおいて、どの国のどの政府組織に対してもバックドア(情報の裏口)を設ける協力をしたことはありません。Appleのサーバへのアクセスを許容したこともなく、今後も決して許容しません。」と、「PRISM(プリズム)」や中華人民共和国の国家公安部の「金盾(きんじゅん)」への協力も完全否定しています。
これから「PRISM(プリズム)」に取り上げられたApple以外の企業の動向が注目されます。
・検閲システム「PRISM(プリズム)」については当ブログ「【元CIA職員】亡命先のロシアからTwitter開始!【内部告発】」で取り上げています。ブログはこちら。
仮に企業が協力しなくても検閲システム「PRISM(プリズム)」で情報を盗みとれる場合、暗号化技術にバックドア(情報の裏口)か欠陥があることになります。検閲システム「PRISM(プリズム)」は「国家機密レベル」の情報とされているので、今後新しい情報は出てこないと思いますので、人々の不安は消えぬまま「PRISM(プリズム)」事態の存在が曖昧になっていくことになりそうです。こういうシステムを使う側に悪意がなければ問題ありませんけどね。
中華人民共和国の国家公安部「金盾(きんじゅん)」は、中国共産党が国民を統治する「国を守る」ためのシステムですが、「国民を欺く」ために特定の情報を完全に消し去るかアクセス制限しているため問題だらけです。
〆 ぐだぐだぶろぐ by タリム