カナダの特許支援企業Chipworksの「iPhone6s / 6s Plus」解析によると「iPhone6s / 6s Plus」に採用されている「A9」プロセッサはTSMC社製とSamsung社製の2種類あることが明らかになりました。
2種類の「A9」プロセッサは製造しているメーカーが違うだけでなくプロセッサのサイズも違いサイズが違うということは内部の設計も違います。
性能については若干の違いがあるのは間違いありませんが、「iPhone6s / 6s Plus」に必要な性能は満たしておりユーザーが体感で感じることは難しいと思います。
ですが、電力効率に関しては数%の違いでもバッテリーの持ち時間は数十分の違いとなるため、採用されている「A9」プロセッサごとの計測結果が話題となっています。
Appleは「iPhone6s / 6s Plus」に採用されている2種類の「A9」プロセッサのバッテリーの持ち時間に関して「独自にテストを実施した結果と「iPhone6s / 6s Plus」をリリースしてして数週間のユーザーの利用状況のデータを確認したところ実際のバッテリーライフの差は2~3%」と回答し「A9」プロセッサに負荷をかけて計測するベンチマークテストの場合、実際にユーザーが利用している使い方とは異なるため「誤解を与えやすい」と説明しています。
調査会社の報告では「理論的にはTSMC社製「A9」プロセッサの方がバッテリーの持ちが50分長くなるケースが有る」と指摘しています。
※一般的にプロセッサーはサイズが小さくなると消費電力が少なくなりますが、「A9」プロセッサの場合は若干サイズの大きいTSMC社製の方がバッテリーの持ち時間が長いようです。
今後の製造メーカーの採用プランはわかりませんが、初期出荷の時点ではTSMC社製のプロセッサーを採用している端末の方が若干多いようです。
※「iPhone6s / 6s Plus」が故障して端末の交換となった場合に「A9」プロセッサが違う端末に交換されることがありそうですね。
手持ちの「iPhone6s / 6s Plus」に採用されている「A9」プロセッサは、下記のアプリで確認可能です。
・Lirum Device Info Lite - System Monitorアプリはこちら。
【iPhone 6sのModel名】
・TSMC製 =「N71mAP」
・Samsung製 =「N71AP」
【iPhone 6s PlusのModel名】
・TSMC製 =「N66mAP」
・Samsung製 =「N66AP」
〆 ぐだぐだぶろぐ by タリム