10月21日イギリスのロンドン中心の首相官邸で中国の習近平国家主席とデーヴィッド・キャメロン首相が会談をおこないました。
会談後の共同記者会見で両首脳は、原子力発電や金融などの分野で経済関係を「新たな水準に高めていく」ことで合意したことを明らかにした。
また、中国の「人権問題」について質問されたデーヴィッド・キャメロン首相は、「人権を話すには経済関係の発展が重要だ」と語り、習近平国家主席は「世界の人権問題は改善の余地がある」と語りました。
原子力発電所の建設では一部中国製の原子力発電所の建設で合意し、中国以外で世界初で初めてロンドンで人民元建て国債を発行することで合意しました。
イギリスとしては過去最大級となる総額300億ポンド相当の経済協力文書に調印する形となります。
記事への反応
・スコットランドはもったいないことしたな。独立しておけばよかったのに。
・チャイナマネーに膝を屈したか。
・女王も威厳を落としてしまったな。
・それでもいいけど、今後イギリスには人権問題関係で他国を上から目線で批判する資格はないから。
・まさかイギリスが中国ババ抜きゲームでわざわざ自分からババ引きに行くとは思わなかった。一体何をしたいんだイギリスは・・・。
・昔と桁違いの情報化社会なのに昔と同じ二枚舌外交のつもりで人権より金、とか言っちゃったらアウトだろ。
・安倍の地球儀外交とやらは、やたら金をばらまく割りに成果がないが習近平の外交は、ガッツリと成果をぶんどっていく。外交は圧倒的に中国のほうがうまいのは間違いない。あれだけ国内に人権問題を抱えているが、それを他国に口出しさせないのがすごいな。
・AIIB乗った時から道は決まってたか。
中国はアフリカ諸国やEU諸国に手厚い支援を続けており、今回はイギリスに支援することで「人権問題は後回しにする」とデーヴィッド・キャメロン首相に語らせてしまうほど大きな外交成果を得ることに成功しました。
中国の経済の失速が明らかになりつつありますが、人民元の国際通貨への足がかりとなる「AIIB(アジアインフラ投資銀行)」の設立や「ロンドンで人民元建て国債の発行」と中国は2015年に入ってから人民元の安定をはかることに重点を置いています。
ロシアとも関係を回復しており中国は順風満帆に見えます。
このまま順調に「中国の覇権」が実現するのが早いか、それとも「共産主義70年限界説」に屈して崩壊してしまうのか・・・。
1949年に建国した中華人民共和国は2019年に70周年を迎えます。
習近平国家主席が「共産主義70年限界説」を意識しすぎているように感じるのは僕だけでしょうか。
〆 ぐだぐだぶろぐ by タリム