10月16日エイベックス・グループ・ホールディングス(株)は、日本音楽著作権協会(JASRAC)へ管理を委託していた10万曲に及ぶ楽曲の管理をエイベックス・グループ・ホールディングス(株)の系列会社で著作権管理団体「イーライセンス」へ移行の手続きを開始すると報道されています。
日本の楽曲を独占的に管理していた日本音楽著作権協会(JASRAC)ですが、音楽業界最大手のエイベックス・グループ・ホールディングス(株)の楽曲10万曲を失った場合、今までの独占的なビジネスモデルが崩れ音楽業界に地殻変動が起こります。
現在、音楽業界の売上が落ち衰退している状況でエイベックス・グループ・ホールディングス(株)が楽曲の著作権管理をおこない利益を上積みするのは自然な流れです。
また、日本音楽著作権協会(JASRAC)の独占が崩れ楽曲の管理をエイベックス・グループ・ホールディングス(株)と同じように自前で管理する会社や日本音楽著作権協会(JASRAC)以外の会社へ楽曲の著作権管理を任せる選択肢もあります。
記事への反応
・エイベックス自体はあまり好きじゃないけど、こういう動きは歓迎。
・例えばカラオケ屋はジャスラックとエイベックスと2社と契約すんのか。集計とか大変だろうな。
・生まれてはじめてエイベックスを支持する。
・エイベックスが抜けるなら他社も抜けやすいな。
・JASRACの管理が生ぬるいってことだな。エイベックスはもっと著作権使用料を厳しく取り立てたいんだよ。
・エイベックスがうまくいって他の会社も取り扱いますよとなれば そっちに鞍替えできるかもしれない 。少なくともどちらがいいか検討する選択肢がてきる事は悪いことではないと思う。
・いろんな場所でエイベックス系の曲が流れだしたら 。他のレコード会社も今後の対応を考えだすかもしれんね 。
・これ、JASRACの包括契約は減額しないといけないよね? 今までと同じ値段でエイベックスの楽曲が使えなくなるんだからさ。
今後の影響は?
◆メリット
・日本音楽著作権協会(JASRAC)の独占が崩れ競争が生まれる。
・楽曲利用者が楽曲ごとに各著作権管理団体に許可を得る必要が有るため著作権フリーの楽曲利用が増える。
・音楽業界大手の影響力が減り個人やインディーズなどが活性化する。
◆デメリット
・楽曲の著作権会社が増えすぎた場合、楽曲の著作権管理会社がわかりにくくなる。
・エイベックス・グループ・ホールディングス(株)が日本音楽著作権協会(JASRAC)より有利な契約を提示した場合他社の楽曲もエイベックス・グループ・ホールディングス(株)に集まり独占してしまう可能性がある。
・楽曲の著作権会社が増え競争が生まれることにより、楽曲の著作権に対してシビアになり訴訟(類似した作詞や作曲に対して)が増える。
僕は音楽業界の衰退に拍車がかかるのではないかと思いますが、世の中から音楽が無くなることはないので著作権フリーの楽曲が盛り上がるのではないかと思います。
〆 ぐだぐだぶろぐ by タリム