【謎のウイルス】急性弛緩性麻痺が現れることがある「エンテロウイルスD-68型」の感染が広がる

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2014年アメリカで感染が広がり2015年1月までに1153人が感染した「エンテロウイルスD-68型」が日本でも2015年8月以降に2人報告されています。

NIID(国立感染症研究所)によると、8月1日から10月25日までに、発熱やせきなどの症状を訴えたあとに、原因不明の麻痺になったという報告が、全国で47人見つかりました。患者は生後1ヶ月から11歳までの子供で発症時期は9月中旬に集中していました。原因不明の麻痺をおこした47人のうち検査のサンプルが残っていた8人を調べたところ2人から「エンテロウイルスD-68型」が検出されたということで、NIID(国立感染症研究所)は体の麻痺が「エンテロウイルスD-68型」によるものなのか、他に患者はいないのかなど、詳しい調査を始めています。

麻痺が現れない患者も多く日本でも1年に「エンテロウイルスD-68型」の感染者が100人を超えた年もあります。
ただし大人の場合は、症状が無いケースも多く実際の感染者数は多いと考えられています。

「エンテロウイルスD-68型」は、1962年にアメリカで初めて確認されていましたが、小規模な感染報告しかありませんでした。
昨年の2014年は、アメリカ国内で感染が広がり重い呼吸器症状(気管支喘息や急性気管支炎で入院など)を発症することもあり、その一部では体の麻痺が見られたことをCDC(アメリカ疾病予防管理センター)が報告しています。

通常の診断テストでは見逃すこともあり「エンテロウイルスD-68型」の新しい診断テストが必要な場合もあります。新しい診断テストでは数時間で検出が可能です。

「エンテロウイルスD-68型」の知識

◆治療方法
・現時点で治療法は確立されていません。
・症状を緩和する治療をおこなう。

◆症状
・発熱、下痢、鼻汁の過分泌、咳などの呼吸器疾患だが発熱がない場合など一部の症状しか現れないこともあり症状にばらつきがあります。
・感染しても症状が無く気がつかないこともあります。
症状は子供の発症例が多く大人は症状がほとんど出ない。

◆「エンテロウイルスD-68型」が原因か不明だが確認されている症状。
・急性弛緩性麻痺(筋肉がつっぱった状態で動かなくなる症状)が現れることがある。麻痺が回復せずに完全麻痺が残る事例もある。
※NIID(国立感染症研究所)のホームページ参照。
・高熱と咽頭痛の症状から咽頭粘膜が赤くなり、口腔に1~5mmの小水疱が数個出現する「ヘルパンギーナ」を発症することがある。
・発熱と咽頭痛の症状から手掌や足底、膝裏、足の付け根などに痛みを伴う水疱性丘疹が生じ、口内にも水疱が出現する「手足口病」を発症することがある。

◆感染経路
咳、嘔吐物、糞便などから空気中に飛散し経口感染の他に手や飲食物に付着し摂取など。

◆感染予防
・手洗いで物理的にウイルスを洗い流すことが可能です。
・塩素系の消毒が有効です。
・調理の際は100℃以上で1分間以上の加熱が必要です。

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