LGBTの同性愛カップルに「結婚」相当となる「パートナーシップ」証明書を渋谷区が交付しました。【初めの一歩】

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東京都渋谷区は2015年10月28日から、LGBTの同性愛カップルに「結婚」相当となる「パートナーシップ」を認める証明書の申込受付を開始し10月5日1組目となる「パートナーシップ」証明書を交付しました。
※LGBT:女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、そして性同一性障害含む性別越境者など(トランスジェンダー、Transgender)の人々を意味する頭字語をつなげた略語。

・「渋谷区パートナーシップ証明書の交付」に関するホームページはこちら。

「パートナーシップ」証明書交付1組目

1組目には、元タカラジェンヌの東小雪さん(30)と増原裕子さん(37)が、約4年間の交際を経て結婚相当の「パートナーシップ」証明書の交付を受けました。

東さんは「受付の人に『おめでとうございます。末永くお幸せに』と言われ、感激しました」と満面の笑み。
増原さんも「記念すべき1日になった。証明書は毎日のことに関わるというより、 病院や不動産などで使うものなので、家に飾っておきたい」と喜びを語りました。

また、増原さんは「まだ、声を上げられない人がたくさんいる。数が少ないから必要ではないということではない」と訴えました。

「パートナーシップ」証明書の交付について思うこと

◆LGBTの同性愛カップルに結婚相当の「パートナーシップ」証明書を実際に発行されることとなり、とても画期的なことだと思いました。

性的少数者は、「結婚」が法的に認められていないことから不利益を受けたり、解決しない悩みに長い間苦しめられます。今回の件で不利益や悩みが減り「結婚」のその先のことを考えたり語り合ったりできる様になることは素敵なことです。

それでも「パートナーシップ」証明書を交付1組目としての注目や偏見、新たな悩みが降りかかってくると思いますが手を取り合い末永く幸せが続くことを願っています。

・「パートナーシップ」証明書には、「※当事者間で、上記以外に必要な事項があれば、それを明記することは自由」という自由記入欄があり当事者間で「誓い」「ルール」を付加することができるのはいいですね!

・新たな不利益としては渋谷区のみの条例なので渋谷区以外に住民票を変えると「パートナーシップ」を解消しないといけないとか・・・。「パートナーシップ」証明書自体を認識していない人も多いと思われることかな・・・。

◆諸説あり不確定な情報ですが、最近の調査ではLGBTは人口の数%から10%程度占めていると言われています。先進国の方がLGBTの割合が多いそうです。
先進国で人口の10%前後とした場合、大きな問題と捉えるべきだと思います。

現在の日本は、晩婚化が進み、生涯未婚率も上がり結婚にメリットを感じないと言われている上に結婚しても3組に1組が離婚している状況です。
※経済格差の問題が大きいのが原因ですが(笑)

日本は欧米や西アジアのように宗教によるLGBT差別が少なく「パートナーシップ」証明書を東京都渋谷区以外にも広げ易いのではないかと思います。

LGBTのの同性愛カップルに結婚相当の「パートナーシップ」という選択肢があれば家族として子供をもうけることも考えられると思いますし、法整備が必要ですが養子縁組で養子を引き受けることも選択肢となり国益にもプラスとなるはずです。

是非、「パートナーシップ」を採用する地域を増やし結婚に近い権利まで広げて欲しいと思います。

なんとなくですが異性間の結婚には「愛情」を一番に感じることが出来ませんが、LGBT同性愛カップルの「パートナーシップ」には一番に「愛情」を感じます。僕はLGBTでは無いので理解は難しいのですが、逆の意味で偏見なのかもしれません。イメージです(汗)

◆今回の件で1つ残念なことは、渋谷区が「パートナーシップ」証明書発行開始を記念してJR渋谷駅前の「忠犬ハチ公」像を利用したことです。渋谷の代表的なイメージとして利用したのだと思いますが、「忠犬ハチ公」に日本人がいだいている特別な感情のイメージと相違が会ったようです。

「忠犬ハチ公」像は「待ち合わせの名所」で有名ですが、ハチは渋谷駅前で飼い主を待っている時に「虐待」や「悪戯」の対象となって邪険に扱われていた時期があります。その後の新聞報道で有名になり「ハチ公」と呼ばれかわいがられるようになったそうですが、かわいがられた期間は待ち続けた約8年間のうち2年のみです。
ハチは最後まで飼い主の帰りを待ち続けましたが最後まで会うことが出来なかったのです。

僕のイメージとしては「パートナーシップ」を開始するに当たり「忠犬ハチ公」は寂しすぎます。

◆「パートナーシップ」の記念には、日本人に特別な感情を持たれていない渋谷駅名所の「モヤイ像」が適していたと思いませんか?「モヤイ像」には、以下の2つの意味があると言われています。

・「舫う(もやう)」
意味:船と船をつなぎ合わせる。また、杭などに船をつなぎとめる。

・「催合う(もやう)」又は「最合う(もやう)」
意味:寄り合って共同で事をする。また、物を共同で使用する。

渋谷区役所さん「モヤイ像」の方が幸せな感じがしますよね?
「モヤイ像」を忘れないであげてください(笑)

〆 ぐだぐだぶろぐ by タリム

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